2018夏の日の思い出(最終回)

2018夏の日の思い出(最終回)

 日本の夏といえば祭り。とはまったく思っていなかったのですが、昨年から住んでいるアパートは夏祭りの時期こうなります✨何か縁起がよさそうで、ありがたいです。

さて、先週の続き、初めてのトライアスロン~ゴールと後日談編です!!

 ランのコースを3周を走り終えて、地面に書いてある「FINISH」の矢印に従って直進し、ゴールテープに向かいます。
係の方がゴールテープを張っておいてくださってたと思いますが、記憶が定かでありません。
後ろを警戒しつつ、ゴールを走り抜けると椅子が用意されていて、係の方の勧めに従い座らせて頂き、バスタオルをかけて頂き、計測用のアンクルバンドを外してもらいました。
いつもは、自分でできることを人にやってもらうのは苦手ですが、この時はそれも許そう、という、自分の幸運をほめたい気分でした。

 椅子に座ったままお水も頂き、落ち着いたところで係の方にお礼を言ってトランジットエリアに戻ります。
しかし、レース終了までトランジットエリアには入れないようです。ロッカーのカギや、食べ物もトランジットエリアに…💦
為すすべなく、付近の階段に腰を下ろし、感慨に浸っていると、私と同じ境遇の方が一人、また一人と周りに腰をおろします。
誰も口を開きません。時折深いため息が聞こえます。みんな、初めてのトライアスロンを完走してこの静かな感動を味わっているんだろう。と勝手な想像をしていました。

 ストレッチをはじめると、内ももがつりはじめました。レース後の疲労と冷え、前日からの寝不足も原因と思われます。周りの皆さんにわからないようにバスタオルで温めながらひたすら我慢。
おそらく20~30分待った頃、すべてのレースが終了し、脚がつらないよう注意しながらトランジットエリアに向かいました。
ようやく自分の荷物置き場に到着し、補給食とサプリを一気飲みしてから更衣室に向かい、暖かいシャワーを浴びようとしたら、シャワーは水のみでした(冷)
脚がつらないよう、筋肉の収縮を最小限にしながら水浴びを終え、服に着替えてようやく一息つきました。
 その日は、午後の灼けつく日差しの中を自走して帰宅し、ふくらはぎの日焼けを冷やしながら熟睡しました。

 翌日の午後から、ふくらはぎの日焼けがパンパンに腫れて、1週間近く動くと痛い状態が続きました。筋肉痛に気づかないくらい、毎日冷やすのに必死でした。
レース3日後、もともと後輩と約束していたサイクリングに向かうため準備をしていると、右のグローブしかありません。右のグローブをなくしたと思ってたが…
取り急ぎサイクリングに出かけて、帰ってきて部屋を探すと左のグローブが見つかりました!どうやら当日家を出るときに、左のグローブしかつけていなかったようです…
会場まで自走していたのですが、気づかないものですね♪

 さて、その日の夕方にWebでレース結果が出ていました。上からスクロールして見ていくと、総合21位のところに自分の名前が。一瞬驚き、そのまま一番下まで見ていくと女子は全員、完走しているようです。
そこでぶわぁっと涙が出てきました。
 申込書を頂いたとき、「トライアスロンは完走すればみんな勝者です。」と言われて、それなら参加してみよう、完走できるように頑張ろう、と思って申し込みました。
思ってもみなかった大冒険になりましたが、今まで味わったことのない感動がありました。そして次の大会も申込みました。(完)